2011年10月21日金曜日

第10回志摩ギターを楽しむ会

 第10回「志摩ギターを楽しむ会」のコンサートの日が決まりました。



 来る11月26日(土)19:00開演 阿児アリーナミーティングルームと言うことで会場の予約と演奏者への依頼を済ませました。前回は若干会員の方々の出足が良くなかったので気になっています。この会は個人から年会費1000円をいただいて運営していますが、会場費、通信費そして演奏者への交通費を支払うと殆ど頂戴した会費は底をついてしまいます。参会者の現象は存続にも関わってきます。第10回と言うことで節目のコンサートになりますが、何とかして会員の皆さんへの呼びかけを開始しなければとT氏と熱っぽく語り合っています。



 今回は伊勢市の広垣氏、明和町の吉川氏、地元の小林女史そして津市からDr.井本氏を予定しています。プログラムは未だ確定していませんが小林さんからは女史の父君の編曲による「さくら変奏曲」他2曲を伺っています。広垣氏からはJ.S.Bachのリュート組曲No.1の予定を聞いています。この曲はあまりにも有名で私もギターを初めて間もない頃からブーレにチャレンジしたりアルマンドを毎日弾いていたのを思い出します。厳密にはリュートの為に作曲された物では無いようですがギターで演奏しても何ら違和感はなく演奏不可能な部分もないように思います。



 Bachの組曲にはもっと聴き応えのある素敵な曲が沢山ありますがJulian Breamの名演奏に当時の自分は魅了されてしまっていたのではないかと思っています。今の歳になっていろいろな演奏家のものを聴いてみるとBreamの強い個性が気になってしまいますが、傷だらけになったレコードを何回もすり切れるのではないかと思うほど聴いたのを思い出します。

 今回、広垣氏からリュート組曲の演奏予定を聞いた日、久しぶりにアナログレコードを取り出し懐かしさに浸りながら若き日の情熱をかき立てられました。



 広垣氏の演奏は二回目になりますが前回はとても端正なしかもエネルギーを感じるBachを聴かせてくれました。一昔前の演奏には、このような和音を付けて良いのだろうかとか、テンポであるとか、ここまでロマンチックに弾いていいのだろうかとか(クラブサン等で聴くBachとの乖離を感じていました。)思っていました。氏の研究の賜だと思っている根拠はこのあたりの克服にあると思っています。。